東光タイヤ工業株式会社

環境問題
ENVIRONMENT ISSUES

環境と社会のために私たちが出来ること。

リトレッド(更生タイヤ)の使命。

限られた資源を有効に活かすことが、
私たちに与えられた使命です。

私たちの仕事にはタイヤの開発に関する熟練した技術と最新の知識が要求されます。道路輸送の経済性と道路走行中の人と車の安全性のみならず、近年では環境面も重要視されていることは誰もが認めるところです。地球環境を考えた省資源の活用として、あらゆるタイヤの更生・再利用を確立すると同時に、より低い輸送費、より高い安全性の要求が私たちのプロ意識がお客様の利益に直結すると考えます。タイヤ費の節減とリサイクルの視点から皆様のお役に立てる事が私たちの使命です。

リトレッド(更生タイヤ)イメージ

リトレッド(更生タイヤ)と技術力。

人材育成こそリトレッド(更生タイヤ)を
支える技術力です。

私たちはリトレッド(更生タイヤ)先進国のイタリア、ドイツ、米国製の最新鋭機械により世界最高水準の技術を発揮し、安全性・耐久性に優れたリトレッド(更生タイヤ)製造に取り組んでいます。もちろん機械だけでは良い製品は出来ません。機械は一つの手段にすぎません。それらを使うのは人です。優れた安全性・耐久性を確保するには優れた人材を育成する事が大切であり、より高品質なタイヤを製造することにつながると私たちは考えます。

リトレッド(更生タイヤ)製造イメージ

タイヤチップは使用済みタイヤを
原料とする貴重な資源です。

タイヤチップは再生できない使用済みタイヤを破砕して製造します。これは「サーマルリサイクル」(熱エネルギーの回収)として製紙会社のボイラー燃料に使用します。資源である使用済みタイヤを効果的に再利用することにより循環型社会に貢献しています。

タイヤチップイメージ

リトレッドタイヤの特徴
CHARACTERISTICS OF RETREAD TIRE

欧米では2台に1台がリトレッド(更生タイヤ)です。

環境対策と経済性の両立を具現化しました。

近年、自動車業界は目覚しい発展を遂げてきました。それとともに欧米では自家用・社用を問わず更生タイヤの需要も急速に伸びています。これはタイヤの素材の進歩と道路舗装化はもとより、年々進化する更生機械の導入で最高水準の技術力が発揮された事が大きな要因と思われます。また更生タイヤは国等が優先的に購入する「グリーン購入法の特定調達品目※」として平成14年に指定されました。

※グリーン購入法とは…「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」という法律で平成13年に施行されています。この法律は国等の各機関(国、各省庁、裁判所及び独立法人等)が環境負荷の少ない原材料・部品・製品及び薬務を優先的に購入(導入)することにより環境保全を推進することを目的としたものです。

車種別使用率&国別普及率グラフ

資源量&排出量グラフ

環境に優しい。

更生タイヤは台タイヤを再利用するため、新品タイヤにくらべ、1本のタイヤを作るのに必要な資源量が約32%(重量比)と少なく省資源に優れたタイヤです。また更生タイヤは新品タイヤにくらべ、1本のタイヤを作るのに必要なCO2排出量が約41%と少なく環境にやさしいタイヤです。

コスト削減グラフ

コスト削減に貢献。

新品タイヤは更生して再利用した場合の耐久性も考えて設計されていますので、新品タイヤを第1寿命で使い捨てするよりも、更生して第2寿命として再使用した方がトータルロングライフが得られ、コストが下がります。また委託更生により、コストは更に低減します。委託更生とは、新品タイヤでの第1寿命終了タイヤとして預かり、希望のパターンに更生して第2寿命として再利用するシステムです。

性能比較グラフ

優れた安全性能。

昭和29年(1954年)に更生タイヤのJIS規格が制定され、自動車や社会の発展とともに適時改訂が行われています。このJIS規格に準拠して常に安定した品質確保に努めています。また平成10年(1998年)には「更生タイヤ製造基準」を制定し、厳しい検査、適正な修理などの基準に定め、製造技術の向上と徹底した品質管理を実施しています。